アピール

会社でお仕事をしていると、週に一回は、アピールという言葉を聞きます。

毎週の定例会議で、部門長が毎週、言っている言葉です。

以下、引用になります。

アピール【appeal】 の解説
[名](スル)《「アッピール」とも》
1 人々や世論などに広く訴えること。また、その訴え。

2 人々に受け入れられること。また、人を引きつける魅力。

3 運動競技で、選手が審判に抗議・要求をすること。

−goo辞書より引用−

このアピールですが、会社組織の上流階級の人ほど、異常に意識しています。

例えば、私の会社では、毎週の定例会議があり、部下から業務の進捗報告がなされます。

その会議の中では、部門長が部下の報告する内容を聞いて、それはアピールできるとかできないとか、頻繁に言っています。

それを聞いている部下側からすると、そこまでして上役から認められたいのかと、呆れてモノ申す気にもなりません。

アピールを意識し過ぎる上司がいることにより、部下が辟易しているのが今の実態です。


では何故、多くのサラリーマンは、そこまでアピールを意識する必要があるのでしょうか?

結局は、株主に対するアピールが根底にあるからです。

特に会社の上役ともなると、そのアピール次第で、自分自身の資産に影響が出てきます。

そのため、部下は上司に、上司は社長に、社長は株主にアピールするという、階級における仕組みが出来上がっているわけです。

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しかし、そのアピールも中身の無いものであれば、迷惑でしかなく、ハラスメントでしかありません。

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しかも、それが、社外にまでアピールされるとなると、詐欺や粉飾決算という問題を引き起こすリスクにも繋がります。


また、このアピールは就職や転職、評価といった面談の場でも行われます。

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就職や転職において、履歴書を作成しますが、資格を記載する欄が設けられています。

その資格内容を用いて、自らのアピールを行い、有利に働くようにするわけです。

また、評価においても同様に、この資格を取ったことで、このようなことが出来るといったアピールをします。

そのことにより、資格取得による奨励金や、資格手当でお金を得ることができます。

結局、人にアピールをすることは、お金を中心とした欲の追求、そのものということです。

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しかし、お金や承認欲を満たしたところで、どれほどの価値があるのでしょうか?

また、そのアピールをした人は、永遠に自分と一緒にいて、お金を与えて、認め続けてくれる人なのでしょうか?

結局、人に対するアピールをしても、あくまで一時のものでしかありません。

その一時のために、必要以上に時間を費やすことは、むしろ無駄であり、虚しさしかありません。

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RAPTブログでは、このアピールについて、真の価値あるものを教えてくれています。

rapt-neo.com

人に認められようとして生きるのではなく、

神様に価値ある者だと認めてもらえることが重要で、

それによって、人からも認められるようになるということです。

同じアピールをするのであれば、人に対してではなく、

神様に対してアピールをすること、

それが大切なことです。