移動、接触制限
このコロナ禍によって、緊急事態宣言が発令され、移動制限が課されたことにより、これまでの生活は一変しました。
会社への通勤、遠隔地への出張、故郷への帰省、旅行等、様々な移動が制限されました。
私も、在宅勤務となり、既に数ヶ月ほど、会社に出社していません。
また、他事業所への出張については、1年半以上していない状況です。
かつては、東海道新幹線に乗り、東京と大阪間や私鉄での移動をしておりましたが、今では全く無くなってしまいました。
ただ、そのことにより、移動の価値を考える契機となりました。
個人的な話ですが、私の息子は大の鉄道好きです。
息子は、鉄道に乗りどこかへ行くという目的ではなく、鉄道に乗ること自体を目的としています。
そのため、土日になると、私も息子に付き添う形で、様々な鉄道に乗る機会を得ました。
快速列車、特急列車、観光列車、新幹線と、様々な鉄道に乗りました。
列車内でのサービスレベルの高さや居心地の良さに、鉄道による移動の価値に感動しました。
あまりの感動に、近日、寝台列車に乗る予定です。
一方、会社組織にとっての、移動自体の価値は、時間の拘束、です。
その裏付けとして、会社に関連した移動をした場合、下記のような手当が付いてきます。
・移動中の時間に対する移動手当、
・深夜時間の帰着による負荷に対する深夜勤務手当、
手当が貰えるとは言え、人生の貴重な時間を拘束される以上、無駄な時間以外の何物でもありません。
そのような無駄な時間は少しでも削減し、価値ある時間に投資したいところです。
ひとえに、移動の価値と言っても、感動するものと、拘束されるもので、意味合いは大きく異なります。
では、移動する事自体の目的以外で、移動する目的とは何でしょうか?
その主たる目的が、対面でのやり取り、です。
face to face(フェイストゥーフェイス)とよく言いますが、直接、顔を突き合わせて、話をするためです。
確かに、顔を突き合わせて、コミュニケーションをとることで、良い面もあります。
交渉においては、相手の表情が見えることで、良い方向か悪い方向か、どちらに進んでいるのかの判断がしやすくなります。
それにより、今後の対応についても、検討しやすくなるということがあります。
しかし、一方で、悪い面もあります。
例えば、私のかつての上司は、社長から呼び出され、対面でやり取りしていました。
そして、そこで圧力、いわゆるパワハラを受け、その上司は会社を辞めていきました。
そのように、対面でのやり取りは、圧力の行使に繋がる恐れもあります。
結局、対面でのやり取りは、コミュニケーション次第で、良くも悪くもなるというのが実態です。
ただ、このコロナ禍においては、移動制限による対面でのやり取りの減少で、懸念すべき点があります。
それは、他者からの情報量の減少、です。
私も在宅勤務が始まる前、会社に出社している頃は、同僚と雑談をしながら、多くの情報を得ていました。
つまり、雑談の中で他者から得ていた情報が、この移動制限、接触制限により得ることができなくなった、ということです。
そして、その情報には他者の考えという情報も含まれていましたが、その情報をも得ることができなくなったわけです。
そのため、自分自身が情報をどのように解釈し、判断し、どのように行動に繋げていくか、ということが重要になりました。
すなわち、人によっては、人任せにしてきた考えることを、一人一人が今まさに問われているわけです。
そのような状況下では、そもそもの情報が間違っていると、考えることも意味を成さなくなります。
特に日本のマスコミは、偏向報道により、真実の情報を報道せず、庶民を洗脳することばかりしており、信用できません。
そのような見る価値の全くないマスコミの情報ではなく、
RAPTブログ、RAPT理論+αから、真実の情報を得ること、
それが大切なことです。