資格

サラリーマンをしていると、就職や転職、評価面談といった場面で、アピール材料として資格を求められます。

事務系のお仕事をしているサラリーマンであれば、英語、会計、ITスキルが主だったものかと思います。

私もかつて、様々な資格取得やスキル習得に時間とお金を費やしてきました。

例えば、英会話や国家資格の講座に10万円、20万円以上、お金をかけることも度々ありました。

しかし、そのどれをとっても、活用されてきたというふうに思ったことがありません。

むしろ賭けてきた時間とお金を、ただただ無駄にしたとしか思っていません。


では、活用されもしない資格を、学んだり取得したところで、一体何の意味があるのでしょうか?

結局は、学び直しビジネス、です。

会社では、資格取得の奨励金や資格手当を支給したり、資格を評価と紐づけることで、動機付けを図っています。

それにより、社会人の学び直しというインセンティブを与え、お金を使わせて学び直しの機会を作るという、ビジネスが成立しているわけです。


では、何故、そのように言えるのかというと、社会人になる前までの教育の実態がそれを裏付けています。

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そもそも、英語の教育でいうと、今は小学生から勉強を始めており、大学生まで学ぶとなると、10年以上学ぶことになります。

それでも、ビジネスの現場で活用できるレベルになるかというとそうでもありません。

学校教育での勉強は、そもそもビジネスでの活用を前提にしているものではなく、ペーパー試験のための勉強に過ぎないからです。

つまり、読み書きに重点を置くあまり、聞く話すを軽視してきた教育の結果なわけです。

また、ITの分野においては、学校のほうでその教育の場すら、まだまともに提供されておりません。

このコロナ禍において、オンライン教育の普及を目的に、タブレット端末が配布されましたが、全くと言っていいほど活用されていません。

さらに、デジタル庁が発足され、教育においては、GIGAスクール構想なるものが提唱されておりますが、まだ未知数の域を出ません。

以上のような教育状況のため、社会人になった途端、急に学び直しが求められるわけです。

そして、学び直しビジネスに直結し、働きながら学ぶことになるのが、今の実態です。

それまで学んだことの何%がまともに活かされているのか、疑問以外の何物でもありません。


では、そもそも、その学び直しが本当に必要なのかということですが、筆者は必要ないと考えています。

特に上記に記載したような、英語や会計は必要ないというふうに思います。

何故なら、デジタル技術が進んでいるからです。

英語については、翻訳者や通訳者よりも、早くて優秀な翻訳機能が出てきております。

また、会計においても、デジタル化により、仕訳なども人が判断しなくても良い状況になってきております。

つまり、今、学ぶのであれば、ITスキルを学ぶほうが良いように思っております。

特に、社会人の学び直しにおいて、このITスキルの重要性から、多くの企業がその環境整備を進めようとしています。

ただ、IT技術がさらに進化した場合、ITスキルも一時のものになりえるリスクがあります。

そのため、さらに先の時代を見越すのであれば、その人にしかできないことを追求していったほうが良いように思います。


では、その人にしかできないこととは、何なのでしょうか?

それは、その人自身の個性や才能です。

RAPTブログの有料記事では、この個性や才能を開花させていくことが大事であると、掲載されております。

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その中でも、真理を述べ伝えるという使命に、私自身は魅かれております。

何故なら、その真理を述べ伝える目的が、人生の答えを与えるためにあるとの理由です。


多くのサラリーマンは、普段、何気なく生きているのではないでしょうか?

その職場での立ち位置を守るために、資格を取得することで武装したつもりになっているのではないでしょうか?

いくら資格で自分自身を固めたところで、人生における本当の安心感を得ることができません。

人生の安心感を得るために必要なものが、人生の答えであり、その答えを得るために必要なものが、真理です。

資格で武装するのを止め、真理で武装することが、大切なことです。

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