サービス残業
サラリーマンをしていると、業務過多による残業が発生します。
所定労働時間外の残業代は、割増賃金が支払われるのが、労働組合と会社間で取り決められた、当然のルールです。
しかし、この残業ですが、管理職によっては、サービス残業を、部下に暗にやらせる場合があります。
かつて工場で勤務していたとき、出退勤のタイムカードを押す機械が、守衛室に設置されていました。
私が帰社しようと、守衛室の近くで、駅に向かうバス待ちをしていた時に、製造部員がタイムカードをかざしにきました。
そのままロッカー室に向かうのかと思いきや、その製造部員は、再び、製造棟に引き返していきました。
後日、その製造部の実態について、労働組合の活動により、情報を得ることができました。
その情報としては、管理職の評価指標に、製造部の生産性があり、その生産性を良くするために、部員の残業時間を減らす狙いがあったとのことでした。
しかし、部員からは、自分達の仕事を行う効率が悪いから、サービス残業にしたという声や、管理職が可哀相だからという声までありました。
自分達のほうこそ、ルール外のことをされ、可哀想であるにも関わらず、何故そのような考えになるのでしょうか?
そのような考えに陥る理由について、参考になるtwitterの記事がありました。
もうリプ欄で論破されまくり。
— TOMO (@ubvfhghj) November 12, 2021
単なる屁理屈(東大話法)だとみんな気づいたんだね。https://t.co/ZRz97orLzi https://t.co/E1t9aYNHMM pic.twitter.com/Pt6WPrgG9F
この製造部のサービス残業の話で言うと、残業をしていいかどうかという部下の本題に対し、
・何故、残業する必要があるのか?
・残業しなければならなくなったのは誰の問題か?
・では、どうすれば良いかはわかるのでは?
というように煙に巻くことをするわけです。
つまり、その管理職は、自分にとって都合の良い"サービス残業"は黙認し、都合の悪い"サービス残業の判断と責任"は無視し、部下に丸投げしていたわけです。
私もかつてそのような場面を見たことがあります。
管理職ではありませんが、20年以上同じところで働く50代の社員です。
上司のほうからその社員に、仕事について様々な指摘がされるのですが、会話が成り立たず、何度も同じことを指摘されるという場面を見たことがあります。
その社員の返答の一部が、下記のようなものです。
・そのように考えるのは当たり前です、
・いや、何を言っているのかよくわからないです
・そこまで指摘されるのであれば、逆にやってほしいくらいです
まさに単なる屁理屈です。
最初は冷静であった上司も、聞き分けの悪いその社員の対応に、徐々に怒りを露わにしていきました。
このように、屁理屈を垂れる人は、話の本題をずらして、煙に巻いて、相手を怒り呆れさせるというのが常套手段です。
このようなやり方で、管理職は製造部員に、管理と言う名の"コントロール"をしていたわけです。
つまり、その製造部員たる労働者は、管理職たる使用者からの管理、操作による奴隷状態であったということです。
そして、奴隷状態を作りやすい背景として、階級があります。
組織の階級がある限り、立場の弱い労働者が救われることは絶対にありません。
また、管理職であったとしても、さらに上流階級の人達がいるため、労働者と同じように絶対に救われません。
現に、管理職となると役職手当は出ますが、残業代が出ないため、事実上のサービス残業です。
私の上司もそうですが、長時間働いており、心休まる時がなさそうにしております。
そのような状況から、最近の若い人達は会社組織で働くことに夢や希望を見出せず、どんどん辞めていっているのが実態です。
私自身も、仮に出世しお金を得たとしても、精神的にも肉体的にも必要以上に浪費し、人生において無駄な時間を費やすのであれば、会社を辞めてしまったほうが良いと思っています。
結局、お金や名誉を取るのか、時間を取るのか、どちらに投資するのかの天秤です。
ただし、お金や名誉を取ったところで、本当に幸せになることはできません。
長きにわたるサラリーマン生活の中で、会社組織の上司で幸せそうにしている人を、誰一人として見たことがありません。
むしろ、自ら会社経営をしている私の父のほうが、遥かに幸せそうにしています。
すなわち、会社組織の働き方では、永遠に幸せになることができないというのは明らかです。
コロナ禍になり、経済が冷え込んでいる中で、大企業における訴訟といった争いが、さらに経済を冷やしていくことになります。
「日本製鐵がトヨタを提訴」の衝撃 業界最大手同士の大型裁判https://t.co/HZYyiVx1xh
— じげもん (@DBwiSVhVvoU9IuA) November 13, 2021
蜜月関係の日本製鐵とトヨタが裁判で争う関係に。
トヨタの豊田章男は李家で群馬人脈、日本製鐵の三村明夫は麻生太郎に近い秦氏側。https://t.co/yIuY6sY0tPhttps://t.co/5Sk1sQ83So
両者の滅びを祈ります。 pic.twitter.com/WWgq82vULb
そのような状況において、今、働く場所がある人も無い人も、これからの生き方や働き方を、見つめ直す良い機会です。
自分自身の人生を幸福で満ち溢れたものにするために、どうすべきかを考え直す時です。
RAPTブログ、RAPT理論によって、救われる時です。