投資
コロナ禍において、証券会社の口座開設数が急上昇した、というニュースがありました。
その背景として、働き方が出社勤務から在宅勤務へシフトされたため、と報道されていました。
かくいう私も、その一人です。
在宅勤務へシフトされたことで、それまでの移動時間が、人生における自由な時間になりました。
しかし、いざ何かを始めようと思っても、会社から言われるがままの仕事をこなしていると、コレというアイデアも思い浮かびませんでした。
ただ漠然と、終身雇用の崩壊、子供の教育費、親の介護、定年後の年金、老後2000万円問題への不安等々、お金の悩みが尽きないこともあり、とりあえず、投資でも始めようと思い立ちました。
また、NISA口座を開設すれば、税金も取られないという損得勘定も、投資を始めることを後押ししました。
コロナ直後に始めたこともあり、最初のほうは、うまくいっていましたが、政治的な流れが変わると、相場観も変化し、徐々にマイナスに転じていきました。
そのタイミングで、一度自分を見つめなおすことができれば良かったのですが、お金に目が眩むと、こうも周りが見えなくなるのか、どっぷりとハマっていくことになります。
株式投資の文献を読み漁り、YouTubeで投資系ユーチューバーの情報を参考にしたり、ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロス、ピーター・リンチ、著名な有名投資家を知っていきました。
また、それでは飽き足らず、有名な投資家のメールマガジンにも登録し、どのような銘柄があり、どのような話題と関連があるのか、一通り学んでいきました。
そして、いざ投資で勝てるかというと、どれほど知識を増やしていっても、勝てませんでした。
学べば学ぶほど、のめり込んでいき、金欲の塊のようになっていき、最終的に残ったのは、朝から晩までお金のことを考える、金欲怪獣・カネ(金)ゴンだけでした。
そもそも、何のためにお金が必要なんだっけ?と改めて、考えてみることにしました。
元々の事の発端は、お金に対する不安、です。
老後2000万円問題という、麻生太郎財務大臣の発言により、煽りを受け、漠然と見えない不安に駆られたことがきっかけです。
そのきっかけを皮切りに、終身雇用の崩壊、子供の教育費、定年後の年金といった問題が、さらに煽りを煽ったような形です。
しかし、その煽りを行っているのが、上級国民なわけです。
彼らは、庶民からお金を巻き上げることが、仕事のようなものです。
そのため、庶民にお金を使いやすい、使わせる環境を作り、少し得をしたような気分にさせたところで、さらにお金を引き出させ、一気に損をさせるわけです。
(税金のかからないNISA口座こそが、まさにお金を使いたくなるような環境作りに他なりません。)
上級国民が、お金の支配権を握っている以上、庶民にはどうすることもできません、既に不平等な状況なのです。
しかし、上級国民と庶民で公平に与えられているものがあります、
それは、時間、です。
上級国民でも庶民でも、一日の時間は24時間、一年間は365日(4年毎に366日の年もありますが)です。
つまり、時は金なり、というように、時間はお金に匹敵するほど、いえ、それ以上に価値あるものです。
時間に関連した話で、インフルエンサー達が揃ってよく口にしている言葉が、コスパ(コストパフォーマンス)、です。
コスパを上げることで、最小のエネルギーで最大の効果を上げることが、良いことであるかと思います。
例えば、サラリーマンのコスパは、サラリー(給料)÷時間で算出されます。
そう上がらないサラリーマンの給料で、コスパを上げようと思うと、分母の時間をいかに少なくするか、ということが大事になります。
しかし、時間は、会社の仕事にどんどん奪われていくのが実情です。
そのため、私がサラリーマンをしていて意識することは、いかに無駄な時間を過ごさないか、ということです。
無駄な会議があれば、正当な理由をつけて、極力参加しないようにし、
無駄な資料があれば、その資料の作成を止めてしまったり、
無駄な時間を削ぎ落としては、自分の自由な時間の確保に努めています。
では、その空いた時間をどのように活用すれば良いのでしょうか?
どのように活用すれば、お金の不平等にも勝る、価値ある時間を過ごすことができるのでしょうか?
RAPTブログでは、時間の使い方について、人生において、踏み込んだ深い話が記載されております。
この地における人生の時間を、より良い天国に行き、より良い生活をし、永遠の時間を過ごすための、準備を整える時間であるとしています。
貴重な時間を自分の個性や才能の向上に費やすこと、等々、
いかに時間を作り、有効活用するかが大事だということです。
人生は有限です。
お金を使って、投資するのではなく、
時間を使って、永遠の真に価値あるものへ投資をすること、
それが大切なことです。