早期退職、リストラ

2019年5月、トヨタの社長が、終身雇用の崩壊について発言したことを、覚えておられる方も大勢いると思います。

その時以降、会社の体力があるうちに企業体質のスリム化を図る、黒字リストラが断行されていきました。

そして、2020年以降、コロナ禍により、旅行やホテル、観光業といった産業や企業が冷えこみ、他企業への出向や転籍、リストラを余儀なくされております。

2021年9月には、サントリーHD社長の45歳定年制の発言が物議を醸し、

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また、パナソニックは早期退職制度により、10月で1000人以上が退職したというのは、記憶に新しいところです。

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そのような話を聞くと、多くのサラリーマンは焦燥感に駆られるのではないかと思います。

多くのサラリーマンは、学校教育の延長線上で、企業に勤め、あわよくば大企業に勤められれば安心という価値観のもと、これまで働き続けてきました。

かくいう、私もその一人です。

しかし、ここまで経済が冷えこみ、早期退職やリストラという言葉が、報道やSNSを通じて拡がる中で、大企業に勤められれば安心という価値観は崩壊することになります。

それを裏付けるように、今の世界的な経済リスクの一つである、中国の恒大集団について、報道が連日なされております。

いつデフォルトが回避できなくなるのか、他国へ影響を及ぼす日もそう遠くない状況にきております。

また、今回のコロナ禍により、経済を止めたことでの需要の冷え込み、新しい生活様式、働き方への移行は、かつての需要を取り戻すことは難しく、旧時代の供給は負の遺産になりうる状況です。

さらに、コロナ禍が終わったところで、給付金や支援金と言った、ばら撒き政策の先に増税が見え透いており、財布の紐はよりきつく締め付けられ、経済がより循環しなくなっていきます。

このように、産業構造の転換により、供給と需要がアンバランスする変化の中で、経済は傾き、これまでと同じ働き方が通用しなくなる、その過渡期に差し掛かっています。

そう言われても、会社から言われてきたことだけをしてきたから、何をすればいいかわからない、今更できることなど何もないと、思う方が大半であるかと思います。

では、働くとは何でしょうか?

これまではお金を稼ぐために働いてきたかと思います。

それによって、生活の中で幸せを感じることはできたでしょうか?

生計を立てることが主で、幸せについてあまり考えてこなかったのではないかと思います。

では、生計を立てて、生きる目的は何でしょうか?

何故、生きるのでしょうか?

サラリーマンとしてがむしゃらに働いていると、生きる目的まで考える余裕など無いと思います。

しかし、それは生きていないことと同義であり、会社や社会に生かされていることと同義であり、幸せに生きているつもリーマンでしかありません。

今、ここが分岐点です。

人生の幸福という目的のために、真なる働き方を行うのは、今をおいて他にありません。

それでも、どうすれば良いかわからないのであれば、求めるしかありません。

何も無ければ、神様に求めるしか道はありません。

自分にも言い聞かせています。

神様を信じる事こそが救いの道です。

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